No.2 砂利道ツアー
その2 道道978号野花南芦別線・道道580号美馬牛神楽線

2000年6月17日撮影


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芦別で昼食をとったのち、我々は次なる砂利道へと向かった。
芦別名物、純白の巨大観音を眺めながら、国道452号をカナディアンワールド方面へ進む。間もなく、右折して道道野花南芦別線に入り、砂利道へ向かう。しばらくは田園の中をのびる舗装道路だが、道沿いの建物が尽き、ちょうど山深くなるのと同時に、砂利道になる(写真23、24)。しかし、さっき通ってきた芦別砂川線と比べると、道幅には多少余裕があり、待避所もいくつもある(写真25、26)。しかも、次の待避所まで何m、という親切な表示まである。それなりに交通量があるのだろう。途中には建物もあった。ただ、このときは対向車とは出会わなかった。
なだらかな下り坂を進み、川沿いに出た。次はそのまま道道芦別美瑛線に入り、砂利道で山越えをしよう、というところで、非情にも芦別美瑛線通行止めの看板が(写真27)。5月から通行止め? もう少し早く来ればよかった…いや、去年の5月なのだった。開通予定は今年の10月末。ということは、そのまま冬期通行止めに入ってしまうだろう。となると、結局来年まで通れない。
仕方なく、国道38号へ抜ける(写真28)。このまま国道で富良野まで行くしかないのだろうか? 途中に抜け道発見。しかし、工事のためここも通行止め(写真29、30)。やはり富良野まで行くしかない(写真31)。
富良野の街を抜け、道道上富良野中富良野線を走り、さらに道道奈江富良野線に入る。地図上では、しばらく進むと砂利道になるはず。山あいの田園地帯を快調に進み、このまま通り抜けられるかと思ったら、ちょうど砂利道になるところに、突然工事のため立入禁止の看板(写真32)。工事のダンプカーが頻繁に行き来している。やむを得ず、もとの上富良野中富良野線まで引き返すことに。途中近道もなく、分岐点までかなりの距離を戻るはめになった。これで、相当な時間が無駄になってしまった。もっと手前に、通り抜け不可の看板でも立てておいてくれればよかったのに。
再び、上富良野中富良野線を北へ進む。続いて道道留辺蘂上富良野線へ。千望峠パーキングで休憩。高台で、とても景色のよいところ。まわりには広大な畑が広がり、いかにも北海道らしい(写真33、34)。レンタカーのほか、横浜ナンバーのスープラも止まっていた。
留辺蘂上富良野線を進み、ゲートの閉じられた、芦別美瑛線のさっきと反対側の入口を通過。ここが開通していれば、もっともっと早くここまで来られたはず。ここから芦別美瑛線の美瑛側を走り、次に道道美馬牛神楽線へ入る。しばらく直線が続くが、その終わりが砂利道の始まり(写真35)。これが今日最後の砂利道ルート。途中までは、ダンプカーが頻繁に走り、待避所も多い(写真36)。急坂のヘアピンカーブを2つ越えてしばらく行くと、景色が開け、広大な畑の中をのびる砂利道になる(写真38〜40)。かなりの距離を走ると、また林の中へ(写真41)。そして、あと少しで完走、というところでまた無念の通行止め(写真42)。最後の最後でまたやられてしまった。来た道を少し戻り、別の道に抜けて、五稜で国道452号に合流。これで、とりあえず、今回の砂利道ツアーの行程は終了となった。
さすがに、砂利道ツアーのルートは、いまだに砂利道で残っているだけあって、どれも一筋縄では行かぬつわものぞろいだった。

写真23
野花南芦別線の標識
写真24
野花南芦別線
ここから砂利道
写真25
林間を抜ける
写真26
待避所
写真27
芦別美瑛線
美瑛方面通行止の看板
写真28
芦別美瑛線を
国道38号へ抜ける
写真29
国道38号から
奈江に抜ける道も通行止
写真30
通行止看板の少し先
写真31
国道38号で富良野へ
写真32
奈江富良野線
せっかく順調に来たのに…
写真33
千望峠パーキング
写真34
広大な畑
写真35
美馬牛神楽線
今日最後の砂利道
写真36
ダンプカー通過後の土煙
写真37
写真38
対向車とのすれ違い
写真39
畑の中を一直線にのびる砂利道
写真40
一幅の絵のような風景
この直後、「あっ、対向車!」

動画(MPEG1 約1.3MB)
写真41
再び林の中を走る
写真42
最後の最後でまた通行止
おわり
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