No.11 道道93号知床公園線

2001年7月22日他撮影


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<2001年7月22日の走行記>
国道334号から知床自然センター近くで分岐、道道知床公園線に入る。
快適2車線舗装道路がしばらく続く。
途中、工事のため信号が設置してあり、しばらく待つ。
青信号になって坂道を下り、左急カーブ、続いて右急カーブ。
この右カーブで、ちょうど横浜ナンバーのBMWがかなりのスピードで、しかもセンターラインを越えて走ってきたので焦った。
坂を下りきって川沿いに出る。
岩尾別温泉への分岐を過ぎ、快適な道路は続く。
しかし間もなく、そこに某テ○ネオ○ンピア(札幌)のバスが立ちはだかった。
札幌から遠く離れた知床で、○イネオリン○アのバスを見かけるとは。
はるばるご苦労様なことだが、ここで快走はあえなく終了。
しばらく、ちんたら走るこのバスについていった。
自分の車のすぐ後には、同じように追いついたレンタカーの白いヴィッツが1台。
やがて、ちょっと長めのストレート。抜けるかな?と思うが結構対向車が来る。
前のバスは、相変わらずちんたら走行をしていたが、ついにハザードを上げて止まった!
道を譲ってくれるのか、テイ○○リンピア偉い!と、早速追い越し体制に入ろうとしたが、対向車が連続してやってくる。
その間、バスは止まったまま。こちらと後ろのヴィッツはずーーーっと足止め。
ちょっと対向車が切れたかな?と思っても、追い越しできるほどの間隔なく次が来る。
長く長ーく長ーーく(とてつもなく長く感じられた)待って、ようやく対向車が途切れた!!
これでようやく追い越せる!と喜んだ瞬間、○イネオリンピ○のバスはハザードを止め、なんと発車したのだ!
何たることだろう!!!
どうすることもできずに、ずっと足止めされていたこっちの立場は??
そしてテイ○○リンピアに殺意を抱きつつ、再びちんたら走行についていくのだった。
しかし、そこからそれほど走らないうちに知床大橋方面への分岐。
バスは道なりに五湖方面へ進んだ。こちらは右折。ホッとした。
後ろのヴィッツは右折しなかったので、そのままバスについていくはめになったのだろう。
分岐してすぐ、この先砂利道という看板があり、なだらかな上り坂の、幅広フラットダートが延びている。左カーブを過ぎると、また幅広のちょっとストレート。このストレートが尽き、右カーブになるあたりから道幅は狭くなる。
もう日曜日の午後6時近くでもあり、帰りの対向車が結構来る。
バイクならなんの問題もなく、乗用車同士でも端まで寄ればすれ違えるが、しばらく走ったところで、なんと前からバスがやってきた。「ウトロ温泉」と書いてある。
直線ではあったが、ちょうど盛土の上のような場所で道幅に余裕がなく、非常に焦ったがなんとかすれ違った。
バスの後ろには乗用車が3台続いていた。こんな道ではまず追い越しできない。(^^;
フラットダートを進む。路面にはデコボコも見られるが、多くはフラットで、硬く締まった路面で走りやすい。ただし、キツネや鹿が頻繁に現れるので、慎重に進む。
えんえんと走りつづけ、10kmほど進んだあたりで、車が何台か止まっている。沢にかかる橋を渡ると、カムイワッカ湯の滝の看板があり、トイレがあって、バイクが数台止まっていた。
とりあえず先を急ぐことにし、通過。
上り坂を進んで、右カーブの付近の道幅が広くなっているところに「カムイワッカ展望台」の看板。
そのちょっと先にも車が何台か止まれるスペースがあり、1ボックス車が2台止まっていた。人は乗っていないようだった。
更に進む。
ナビの画面を見ると、そろそろ道道区間の終点である。
なだらかにカーブを描きつつ下り、右カーブを過ぎると、知床大橋が見えた。
写真で見た印象では、鬱蒼とした森の中に赤茶色の小さなトラス鉄橋がかかっている、というイメージを持っていたのだが、実際に来てみると、ずいぶん広々としたところなので、かなりイメージとは違った。
橋のたもとに、「この先転回不能 進入禁止」の看板がある。歩いて知床大橋を渡ってみると、橋を渡ってすぐ大きなゲートがあり、確かにこれは転回不能だ。
ゲートには、キャンプ危険という警告看板が取り付けられている。熊に注意。怖い気がする。
写真を撮っていると、車が1台やってきた。
知床大橋を渡って、ゲートの前で停車。
中年のおじさんが降りてきておもむろにゲートを開け、車を中へ進めて、ふたたびゲートを閉めて先へ進んでいった。
単身、仕事でこの奥へ? しかし日曜日の午後6時という時間に、これから仕事?? ちょっと不思議な気もする。
辺りを一通り見て、引き返すことにする。
走り出して少しのところで、さっそく3頭の鹿に道をふさがれた(^^;
仕方ないので、ややしばらく、そのまま鹿と対峙(^^;
鹿と別れたあと、さっき通過したカムイワッカ展望台の前まで来ると、キツネが1匹いた。
口に小鳥をくわえて、こっちを見ている。
写真を撮ろうとしているうちに、キツネは口から小鳥を出してしまった。
(写真19のキツネの前には、その小鳥が写っているが、石と似た色なのでわかりにくいかも。)
カムイワッカ湯の滝の入口近くに車を止め、何枚か写真を撮った。
そこで、ちょうど湯の滝から下りてきた人と立ち話。
「いいお湯でしたよ!」
この人の車は、神戸ナンバーのちょっと古そうなパジェロ。
フェリーで小樽に上陸して、富良野、屈斜路湖などを回って知床へ来たそう。
「入らないんですか?今上がっていった人もいましたよ」
確かにここまで来て、湯の滝まで行かない人はあまりいないかもしれない(^^;
が、今日は入る準備をしてきていない。
初めから通るだけのつもりだった、というかここまで来るかどうかさえ確かには決めていなかったし、時間ももう午後6時を過ぎているし…。
小樽からだとずいぶん長い距離じゃないですか、と言ったら、σ(^^)の車の札幌ナンバーを見て、
「札幌からでもあまり変わらないじゃないですか」
と笑いながら返されてしまった(^^;
「北海道と言ったら温泉でしょう!」
キャンプをしながら温泉めぐりをしているそうで、十勝岳の吹上温泉などいろいろ入ってきたそう。
今日はこのあと知床峠を越えて、羅臼の熊の湯へ行くとのことだった。
この人、もう1人の一人旅の男性(札幌ナンバーのレンタカー)と車2台連れ立って一緒に回っているようだったが、車の一人旅どうしではどこかに車を置いていくわけにも行かないし、旅の途上での出会い、そして意気投合というのもなかなか大変である。
この人と別れ、ここからはR334をめざして、さっき来た道を走る。
途中、さっき道路の真ん中に寝て?いたキツネは、もういなかった。
ということは死んでいたわけではなかったということだろう。
ちょっとホッとしたような(^^;
さすがにこの時間のせいか対向車は全く来ないが、何キロか走ったところで、後ろからバイクに追いつかれた。
そこで道を譲ったら、このライダー、追い抜きざまに左手をサッと横に出して合図をしてくれた。
名古屋ナンバーのバイクだった。
その颯爽とした姿のカッコよかったこと!
惚れてしまいそうであった(爆)
その後は対向車に出会うことも、後ろから追いつかれることもなく、五湖方面との分岐点まで戻ってきた。
ちょうど分岐点の付け根のところにさっきの名古屋ナンバーのバイクが止まっていて、携帯でメールを打っているようだった。
ここで右折して五湖のほうへ行こうと思ったら、道路が封鎖されていた。
開通時間は18:30まで。つい10分前である。
時間規制がかかっていたとは…。
やはりきちんと下調べしないとダメである(^^;
今日はこのあと網走方面へ向かい、明日は札幌へ帰るので、明日また寄るというわけにはいかない。
残念だが、五湖は次に知床へ来る時までおあずけである。


※以下の画像は、異なる日に撮影した画像を地点順に並べたものです。
このため画像によって、天気が晴れだったり曇りだったり、
木々が緑一色だったり紅葉していたりとバラバラですが、ご了承ください(^^;

写真1(2002.6.28撮影)
斜里町岩尾別
知床自然センター前
国道334号から道道知床公園線に入る
(道道知床公園線終点)

位置(Mapion)

ここから岩尾別橋まで
2007年2月に撮影した画像はこちら
写真2(2002.6.28撮影)
知床連山を望む
その麓、遥か下に
この先進む道が見える
写真3(2002.6.28撮影)
かつての開拓地の跡を
直線道路で抜ける
写真4(2005.7.24撮影)
開拓地跡に残る廃屋と
鹿たち
写真5(2005.7.24撮影)
知床五湖の手前で右折し
未舗装区間に入る
写真1地点から約8km

位置(Mapion)

道なり左カーブは
斜里町道知床五湖道路
写真6(2001.7.22撮影)
右折後
ゲートがある
写真7(2004.10.3撮影)
上地点を反対方向から見たところ

写真8(2001.7.22撮影)
先へ進む
この直線区間は広々としているが
やがて狭くなる
写真9(2001.7.22撮影)
「この先急カーブ」
写真10(2001.7.22撮影)
道端の鹿たち
写真11(2004.10.3撮影)
写真12(2004.10.3撮影)
写真13(2002.6.28撮影)
カムイワッカ湯の滝入口の手前
「知床森林生態系保護地域」
と書かれた看板が立つ
写真14(2001.7.22撮影)
カムイワッカ川にかかるカムイワッカ橋
その左側に
カムイワッカ湯の滝入口がある

写真5地点(未舗装区間始点)から
約11km

位置(Mapion)
写真15(2001.7.22撮影)
カムイワッカ湯の滝入口
写真16(2001.7.22撮影)
カムイワッカ橋から
カムイワッカ川の上流を見る
写真17(2004.10.3撮影)
先へ進み
湯の滝入口付近の混雑を
振り返って見る
写真18(2001.7.22撮影)
海を見下ろす高台に出ると
道端にカムイワッカ展望台と書かれた
標柱が立っている

写真14地点(カムイワッカ橋)から
約0.7km
写真19(2001.7.22撮影)
カムイワッカ展望台にいたキツネ
小鳥をくわえていたが
写真を撮る直前に口から出してしまった
写真20(2004.10.3撮影)
カムイワッカ展望台の少し先に
知床大橋のバス停がある
写真21(2004.10.3撮影)
バス停のアップ

谷の向こうの斜面を横に貫く道は
知床林道
写真22(2004.10.3撮影)
バス停の先
知床大橋が見えてきた
写真23(2001.7.22撮影)
坂を下りきると
知床大橋がある

写真18地点(カムイワッカ展望台)
から約0.5km

位置(Mapion)
写真24(2004.10.3撮影)
知床大橋全景
硫黄川の谷にかかる
写真25(2001.7.22撮影)
知床大橋から
硫黄川の下流を見る
写真26(2001.7.22撮影)
知床大橋の先にあるゲート
この先は立入禁止
写真27(2001.7.22撮影)
ゲートに取り付けられた注意書き
写真28(2001.7.22撮影)
ゲート前から
知床大橋を見る
(道道知床公園線起点)
おわり

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