No.19 道道占冠穂別線(道道610号)
その1 穂別町富内〜穂別町福山・国道274号交点(1)


▲写真1 富内の道道平取穂別線分岐から
北に約6km ここからダート
▲写真2
▲写真3 ▲写真4 「落石 通行注意」の看板
▲写真5 写真4の地点の前方 ▲写真6
▲写真7 「注意」の標識 ▲写真8
▲写真9 「オロロップ渓谷」の標柱 ▲写真10 写真9の左側の景色
▲写真11 「占冠穂別線(道単)
交安(防護柵)工事」の標柱
▲写真12 写真9の地点から穂別側を
見たところ
▲写真13 写真9の地点のすぐ先の覆道 ▲写真14 覆道の中
▲写真15 覆道を出てすぐの橋の上
水たまりだらけ
▲写真16 写真15の橋の左側から
流れてくる川
▲写真17 写真16の川は
車の右後ろあたり
▲写真18 写真15の橋の横
古い橋脚が残っている
▲写真19 ちょっとわかりにくいが、
左上に五輪塔がある
▲写真20 「坊主沢の五輪塔」の
説明板

次のページ(その2)へ

2001年9月1日撮影。


穂別町中心部から鵡川を渡り、ここから鵡川沿いに道道平取穂別線(道道131号線)を北東へ進む。
富内で左に折れ、道道占冠穂別線(道道610号線)に入る。
富内の市街を抜けて、しばらく緑の中を進んでいくと、富内の道道分岐点から約6kmの地点で舗装が終わり、ここからダート(写真1・2)。

少し進むと、「大崩附近 落石 通行注意」という古い看板が立っている(写真4)。
大崩という名前自体、今にも崩れそうな感じである(^^;

さらに進んでいくと、景色が開けてきて、渓谷が一望できる場所に出た。
「オロロップ渓谷」という標柱が立っている(写真9)。

ここの道路渕にはガードロープが設置されているのだが、その工事の標柱を見ると、「工事名 占冠穂別線(道単)交安(防護柵)工事」、その横には「工期 着工 平成12年2月16日 完成 平成12年3月24日」と書いてある(写真11)。
この工事、わざわざ真冬の厳しい時期に施工したわけである。
しかもこのような山の中の細い道路である。
何もそんな時期に苦労してやらなくても、夏にやればいいものを、と余計なお世話だが思ってしまう(^^;

この地点のすぐ先に覆道があり、それを抜けると短い橋がある(写真15)。
この橋の左側から小さな川が急斜面を流れ、橋をくぐって流れ落ちている(写真16)。
この流れ、なかなかいい景色である。

そしてその橋の下流側には、古い橋脚が残っている(写真18)。
かなり年季が入っているように見える。

その少し先、道端の「坊主沢の五輪塔」という説明板が目に入った(写真20)。
どこにあるのかな?と見上げると、小さな石の塔が見えた(写真19)。

説明板によると、その由来は、
「昭和27年、発電所工事に先だって、工事の安全祈願と無縁仏供養のため」
…とのこと。
そして説明板の最後には、
「いまも急崖の懐に谷の風をうけて 凛然と。」。
余韻を残すこの一文が印象的である。


次のページ(その2)へ


「北海道ドライブの記録」へ / トップページへ