2003.7.13 温根湯温泉「いづほ公衆温泉」
▲いづほ公衆温泉 全景 |
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2003年7月13日撮影。 ツーリングマップル北海道2003年版で、「温根湯温泉ゆずほ」などとひどい誤記をされている(^^;「いづほ公衆温泉」(ツーリングマップルの41J-3)。 このいづほ公衆温泉は、網走管内留辺蘂町の温根湯温泉にある。 なぜか下半分が膨張してひび割れている壁(写真2)に沿って入口へ進み、「ゆ」ののれんをくぐって中に入ると(写真3)、右側に窓口があった(写真4)。 窓口には誰もおらず、チャイムのボタンが目に入ったのでそれを押すと、向こうでテレビを見ていた親父さんが来て、いきなり「鳴らさないでください、いるしょー」、と怒られてしまった。 なぜいきなり怒られなければいけないのかと思いながら、「すみません」と言って千円札を出すと、親父はありがとうも言わずお釣りを返してきた。なぜ初めて来た客の方がこんなことで謝らなければならないのか、あのチャイムは何のためにあるのか、と面白くない気分で浴場へ。 そばの鏡の横には「好転反応について」という文字がびっしり書かれた大きな張り紙があり(写真5)、そして残念な張り紙が目に入った。 もしかしたら、図らずも今日が最初で最後のいづほ体験になってしまうのかも? そう思うと非常に残念に思えてきた。 脱衣所に行くと、風呂から上がってきた先客のおじさんが1人いた。 脱衣所には温泉分析書のほか、ここにも小さな文字がびっしり書かれた「ドクタートロン」に関する掲示があった。 浴室に入ると、一昔前の銭湯という雰囲気で、洗い場は広々としており、仕切りの上に岩を配した大きな湯船も気持ちよい。 温泉のお湯は無色透明で、ちょっとぬるぬるした感じである。 風呂上りに飲み物を買おうと、冷蔵庫から缶のお茶を取り出し、さっきの窓口に持っていくと(もちろんチャイムは使わず(^^;)、親父さんはさっきとは全然違った感じで丁寧に接してくれたのでちょっと驚いた(^^; さっきはたまたま、虫の居所でも悪かったのだろうか。 なぜわざわざ了解をいただいてまでして写真を撮りたくなったのか、それは左の写真を見ていただければわかるだろう(^^; こんな味のある温泉施設が姿を消してしまうというのは大変残念である。 |